第39回日本小児皮膚科学会学術大会

平成27年7月18、19日に鹿児島で行われた小児皮膚科学会に参加してきました。
台風が心配でしたがなんとか通り過ぎたあとだったので飛行機も無事に飛んでくれました。
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いつもの学会と違い皮膚科医だけではなく小児科医も多く参加される学会です。
小児の悪性腫瘍、リウマチ疾患などいろいろな話題がありましたが、開業医としてはやはり一番多く診療するアトピー性皮膚炎の最新の話に注目してきました。

昨年発表されて話題になった乳児期からの保湿でアトピーの発症率が下がるという講演や皮膚と経口食物アレルギーの関連、カセリサイディンという皮膚の抗菌作用に係わる物質の話、角質バリア機能に係わるフィラグリンの話など改めてアトピーのメカニズムの複雑さを認識しました。

肝心の治療の進歩はどうかというと、フィラグリンに関連した治療薬は開発が少しずつ進んでいるようですが、やはり現状では一番大事なのはしっかりと保湿をすることのようですね。私も常にアトピーの患者さんには保湿を徹底するようお話しています。さらに前述のように出生時から徹底して保湿することでアトピーや食物アレルギーの発症リスクを抑えることが期待できるので、最近はアトピーの妊婦さんには出産後のお子さんの保湿ケアも徹底するよう指導するようにしています。


学会場のすぐそばに桜島へのフェリー乗り場があったのでちょっとだけ桜島にも行くことが出来ました。
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すごい迫力!というよりは近くの小さな山という感じでしたが、噴火すると豹変するんでしょうね。