新しいニキビ治療薬

平成27年3月5日、日本臨床皮膚科医会宮城県支部学術講演会に参加してきました。
今回は4月に発売される新しいニキビの塗り薬「ベピオ」について東京女子医科大学の川島教授がご講演されました。
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この「ベピオ」という塗り薬は過酸化ベンゾイルといって海外ではだいぶ前からニキビの治療に使われてきましたが、ようやく日本でも認可されることとなりました。
今までニキビの治療は抗生剤がメインでしたが、数年前から毛穴の角化の治療が重要視されています。ニキビはまず面皰という毛穴のつまりから始まり、そこにニキビ菌が増殖して赤くはれたり膿を持ったりします。抗生剤は増えてしまったニキビ菌は治療出来ますが、毛穴のつまりは取れません。したがって、根本的な治療には毛穴のつまりである面皰のコントロールが必要なのです。
数年前に「ディフェリンゲル」という塗り薬が発売されこの面皰の治療が出来るようになって日本のニキビ治療は大きく進歩しました。
今回発売される過酸化ベンゾイル「ベピオ」は、毛穴のつまりと抗菌作用の両方を併せ持つ塗り薬ですが、ディフェリンゲルとは作用機序が違うため、ディフェリンゲルの反応が悪かった患者さんにも効果が期待され、また抗生剤とは違う抗菌作用によるニキビ菌のコントロールも期待されます。
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ディフェリンゲルがいまいち効いてくれず早く使ってあげたい患者さんもいますので、4月の発売が待ち遠しいですね。